こんにちわ、横浜すみっこクリエイター
です。Unityでゲームを制作して販売するまでの軌跡を描くゆにすち!の入門編です!
前回までは準備編で、Unity・Visual Studio Code・blenderの3つのアプリケーションをインストールしてきました。
今回から入門編突入ということで、Unity周辺の環境変化を交えつつ、あらためて新規プロジェクトの作成方法というあたりから解説していきます。
ゆにすち!シリーズとは
このシリーズではUnityでSTEAM販売を目指す!略してゆにすち!と銘打ち、モデリングもプログラミングも企画も販売も何から何までぜ~んぶド素人の が、PCゲームを考え、制作して、販売するまでの風景を履歴として残していくものです。
この入門編では、Unityの基本的な使い方やゲームの構造について学んでいきます。
この記事のポイント!
- Unity Hubのデザインが刷新
- 新しいプロジェクトを作成する際のテンプレートの選び方を解説
- レンダーパイプラインは、データを映像に変換するプロセスそのもの
- HDRPベースで、新規プロジェクトを作成
Contents
このブログではHDRPベースを前提に
解説と順番が前後しますが、まずはじめに宣言しておきます。
このブログでは、HDRPをベースとしてゲームを作成していきます
特に理由はないのですが、
- PCゲームを作成することを目標としている
- キレイな表現で魅せるゲームを思い描いている
- ブログなどでの紹介が比較的少ない?
から、ということにでもしておきましょう。
新しくなったUnity Hub
プロジェクトの作成の前に、Unity Hubの変更点について軽く紹介しておきます。
Unity Hubは、執筆時点でバージョンが3.3.0となっており、「Unity日本語化! | ゆにすち! - 準備編02」で紹介したときからUIが変更されています。
特に、新しくプロジェクトを作成する際に選択するテンプレートが増えており、正しいテンプレートを意識的に選択することが必要になります。
新規プロジェクトの作成
Unity Hubからプロジェクトを作成
プロジェクトというのは、ゲームを制作する単位のようなもので、ゲームごとにプロジェクトを用意する必要があります。
Unity Hubを起動して、新しいプロジェクトをクリックします。
前述のとおり、ベースとなるテンプレートを選択します。
テンプレートの選択
たくさんのテンプレートの中から、どのように選択するのが良いのでしょうか。
まず、切り口としてコア、サンプル、使い方を学ぶの3種類があります。
- コア:作り始めるに最低限の要素だけがインストールされた状態
- サンプル:コアに加え、そのコアの特徴がわかるサンプルアセットが配置された状態
- 使う方を学ぶ:一部がハウツーになっているゲームとして完成した状態
これで、およそどのあたりを選択するかが絞られてきますが、まだ見慣れないURP、HDRPという表現があり、決めかねる状態だと思います。これらが何を示すのか解説します。
3つのレンダーパイプライン
Unityには、レンダーパイプラインという概念が存在します。
レンダーパイプラインとは、さまざまな描画用のデータから映像を生成して出力するまでのプロセスのことで、もっと簡単にいうとどういう風に映像を表現するかだといえます。
レンダーパイプラインという概念そのものは、Unityだけでなく、画像出力を伴うアプリケーションにおいて使用される一般的なものです。Unityでは、次の3つのレンダーパイプラインが用意されており、1つを選択してゲーム制作を始めることになります。
- Built-in Render Pipeline
- Universal Render Pipeline (URP)
- High Definition Render Pipeline (HDRP)
それぞれ特徴がありますが、今の知識レベルだと「Built-in=古い」、「URP=軽くてそこそこキレイ」、「HDRP=重いけど超キレイ」と捉えていて問題ないと思います。
特にHDRPが最もフォトリアルな表現を得意としています。
ここで注意したいのが、あくまでもそのようにゲームを作りやすいだけという点です。URPでも実装次第で重くなりますし、HDRPだからと言って勝手になんでもキレイになるわけではなく写実的に実装しやすい、という意味合いだからです。
下記リンクのUnity Japan公式のYoutubeで、HDRPの紹介や各レンダーパイプラインの使い分けについて解説されています。今から始めて差をつける、Unityグラフィックスの新常識
HDRPで新規作成
実際にプロジェクトを作成していきましょう。リストの中から3D (HDRP)を選択して、右側に表示されるテンプレートをダウンロードをクリックします。
「プロジェクト名」と「保存場所」を設定し、プロジェクトを作成をクリックします。
後はプロジェクトが作成されて、エディターが起動するのを待つだけです。初回起動時は、少し時間がかかります。
無事にエディターが立ち上がりました。私の環境下でエディターが表示されるまで4分程度かかりました。
まとめ
今回は、入門編の1回目として、Unity Hubの変更を確認しつつ、あらためてUnityの新規プロジェクトを作成する手順を確認しました。その中で、レンダーパイプラインについて少し触れました。
次回予告
Next time on... エディターの画面レイアウトを見てみよう!
Unityエディターのユーザーインターフェースについて見ていきましょう。
では、今回はこの辺で。
コメント
コメントを投稿