こんにちわ、横浜すみっこクリエイター
です。Unityでゲームを制作して販売するまでの軌跡を描くゆにすち!の準備編です!
今回は、Visual Studio Codeの入力支援機能を阻害している要因を排除して、「C#」のインテリセンスを有効にします。
追記:2022/11/17
拡張機能「C#」の「Use Global mono」の設定項目が非対応となったため、記事の内容を見直しました。
ゆにすち!シリーズとは
このシリーズではUnityでSTEAM販売を目指す!略してゆにすち!と銘打ち、モデリングもプログラミングも企画も販売も何から何までぜ~んぶド素人の が、PCゲームを考え、制作して、販売するまでの風景を履歴として残していくものです。
この準備編では、3Dゲーム開発プラットフォームであるUnityの導入など、ゲーム制作の開発環境を整えていきます。
この記事のポイント!
- インテリセンスとは、VS Codeでの入力支援機能のこと
- インテリセンスを有効にするには、「.NET Framework v4.7.1 Developer Packs」が必要
Contents
インテリセンスとは
インテリセンス(IntelliSense)とは、Visual Studio Code(以下、「VS Code」といいます)の入力支援機能のことです。具体的には「オートコンプリート*」と「後続要素の候補表示」があります。
オートコンプリートとは「自動補完」のことで、プログラム領域だけでなく幅広く採用されている技術です。検索エンジンなどで文字を打ち始めると、自動的に候補一覧が表示されるアレですね。インテリセンスの有効化
オートコンプリートが効かない
前回作成した「NewBehaviourScript.cs」を開きます。
10行目に「debug」と入力してみてください。オートコンプリートにより「Debug.Log」が候補リストに表示され、、、るはずなんですが。
「候補はありません。」と表示されてしまいました。
何も表示されない場合は、「debug」にカーソルが当たっている状態でCtrl + Spaceを押してみてください。候補リストが表示されます。警告の確認
エディターの右下を確認すると、警告が発現しています。
Some projects have trouble loading. Please review the output for more details.
ソース: C# (拡張機能)
一部のプロジェクトでは読み込みに問題があります。詳細については、出力を確認してください。
少し調べて分かったのですが、この警告が「C#」のインテリセンスを阻害している原因のようです。
Show Outputをクリックして、詳細を確認してみます。
出力ウィンドウに警告の詳細が表示されます。上の図の下線部のエラー箇所を探してください。
.NET Framework 4.7.1 Developer Packsが見つからないことで警告が出ていて、そのせいでインテリセンスがうまく動いていない、ということがわかりました。
ちなみに右下に警告が出ていない場合は、上の手順で出力ウィンドウを表示させることができます。
.NET Framework 4.7.1 Developer Packsのダウンロード
先に注意点を言っておくと、.NET Framework 4.8.1 Developer Packsではダメでした。「.NET Framework」自体は下位互換があるらしいのですが、「Developer Packs」はどうやら下位互換がないようです。
「4.7.1以上」ではなく、「4.7.1」そのものが必要のようです。
上の図のように下線が引かれたURLがあるので、Ctrlを押した状態で左クリックします。または下記リンクをクリックします。
Microsoft 「Visual Studio 用 .NET SDK をダウンロードする」のウェブページが開きます。
下にスクロールすると.NET Framework 4.7.1があるので、その横のDeveloper Packクリックします。
ファイルのダウンロードが始まりますが、そのファイルは削除します。画面を少しスクロールすると、
ダウンロードが終了しました。
.NET Framework 4.7.1 Developer Packsのインストール
先ほど保存されたndp471-devpack-enu.exeを開きます。
Microsoft .NET Frameworkウィザードが開いて「追加ライセンス条項」が表示されるので、ライセンス条項および使用条件に同意するにチェックを入れて、インストールをクリックします。
インストールが完了したら閉じるをクリックします。
VS Codeの再起動
VS Codeを再起動します。
警告がなりました。
インテリセンスの有効確認
改めて「NewBehaviourScript.cs」の10行目に「debug」と入力してみてください。
インテリセンスが働いて、予測結果が表示されたと思います。
何も表示されない場合は、「debug」にカーソルが当たっている状態でCtrl + Spaceを押してみてください。また「読み込み中です」と表示される場合は、10秒程度待ってから再度入力しなおすとうまく補完が効きます。おまけ
OmniSharpとは
今回、ちょこちょこ出てきた「OmniSharp」についてです。実は「OmniSharp」は、インテリセンスを動かしているシステムです。言ってしまえばインテリセンスそのものだった、ということになります。冒頭の警告の詳細の中でも「OmniSharp」に不具合があるという記述がありました。
.NET Framework Developer Packについて
今回導入した.NET Framework Developer Packは.NET Frameworkそのものとは別物です。
.NET Frameworkについては、v4.Xは各バージョンは共存できず、下位互換を持っています。なので現時点で最新のv4.8が入っていれば、それ以下はインストールすることもできないですし、入れる必要もないということになります。
今回導入した.NET Framework Developer Pack v4.7.1ですが、.NET Framework v4.8が入っていてもインストールすることができますし、入れたことで全体がv4.7.1まで落ちるわけではありません。
コントロールパネルの「Windowsの機能の有効化および無効化」から確認できる.NET Frameworkのバージョン情報からも、v4.8が維持されていることがわかります。
まとめ
今回は、VS Codeの入力支援機能であるインテリセンスを有効にする作業をしました。.NET Framework Developer Packv4.7.1を導入することで、阻害要因であった警告を消し去り、無事インテリセンスを稼働させることができました。
次回予告
Next time on... Visual Studio Code設定オススメ23選!
次回はVS Codeの設定を変更する方法と個人的にオススメ設定を紹介したいと思います。
では、今回はこの辺で。
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