こんにちわ、横浜すみっこクリエイター
です。Unityでゲームを制作して販売するまでの軌跡を描くゆにすち!の入門編です!
今回は、基本モデルとして6種類用意されているプリミティブオブジェクトについて詳細を確認していきます。
ゆにすち!シリーズとは
このシリーズではUnityでSTEAM販売を目指す!略してゆにすち!と銘打ち、モデリングもプログラミングも企画も販売も何から何までぜ~んぶド素人の が、PCゲームを考え、制作して、販売するまでの風景を履歴として残していくものです。
この入門編では、Unityの基本的な使い方やゲームの構造について学んでいきます。
この記事のポイント!
- 複雑な形状のモデルは、外部ツールを使用して作成する
- Unityで作成できる基本モデルをプリミティブと呼ぶ
- プリミティブは、6種類用意されている
Contents
基本形状モデル - プリミティブ -
プリミティブとは
Unityには、プリセットとして生成できる簡単な形状の3Dモデルオブジェクトが用意されており、これらをプリミティブと呼んでいます。
いろいろな形状の3Dモデルオブジェクトを扱えるUnityですが、基本的に3Dモデルは外部ツールで作成する必要があります。裏を返すとUnityだけで作成できるモデルはプリミティブのみ、ともいえます。
上の図のとおり、プリミティブは6種類用意されています。
- キューブ / Cube
- スフェア / Sphare
- カプセル / Capsule
- シリンダー / Cylinder
- 平面 / Plain
- クアッド / Quad
では、それぞれの特徴を確認していきましょう。
1. キューブ
キューブは、1辺が1unitの正立方体です。当たり判定も付いています。
四角いモノは多いので、サイズを変更して面に画像を貼れば、あまり手をかけず利用することができそうです。またモデルの未制作部分に配置して、サイズ感や雰囲気を確認するテストにも活用できると思います。
unit:Unity内でのサイズの単位2. スフェア
スフェアは、直径が1unitの球形状のモデルです。当たり判定も付いています。
こちらも、サイズ変更と画像の貼り付けで、ボール体や惑星などにそのまま利用できそうです。また物理法則を適用することで、転がったり跳ねたりするボールを作れます。
3. カプセル
カプセルは、文字どおりカプセル形状のゲームオブジェクトです。生成した状態では縦に立った状態で、円柱の上下に半球がついた形状をしています。当たり判定も付いています。
このゲームオブジェクトは上下の当たり判定が半球状になっているので、段差に引っかかりにくく、キャラクターのテスト形状として使用されることが多いようです。
4. シリンダー
シリンダーは、直径が1unit、全高が2unitの円柱状のゲームオブジェクトです。縦に立っていて上下が円で閉じられています。
当たり判定が円柱状ではなく、カプセルと同じなので、使用時には注意が必要です(見えている形状と、干渉する範囲が異なる、ということ)。
5. 平面
平面は、1辺が10unitの正方形です。当たり判定も付いています。
横に寝ている状態で、Y軸プラス側に面があります(下側から覗き込むと面は見えない)。
床や壁などにそのまま利用ができます。
6. クアッド
クアッドは、1辺が1unitの正方形です。当たり判定も付いています。
縦に立っている状態で、Z軸プラス側に面があり、反対側には面がありません(前面から見ると面は見えない)。
平面とクアッドの使い分け
平面とクアッドはサイズと向きが異なるだけに見えますが、上の図のような違いがあります。
使い分けとしては、
- 平面: 地面や水面、床などの広くて一様ではない面
- クアッド: ディスプレイやGUIなどの比較的狭い、平らな面
とするのが良いようです。
まとめ
今回は、Unityの基本モデルであるプリミティブについて確認してきました。Unityで作成できる6つの基本的な3Dモデルのことをプリミティブと呼び、それぞれの形状の特徴や用途も分かりました。
次回予告
Next time on... アセットって何?アセットストア利用上の注意点も紹介!
ゲームオブジェクトの振る舞いを制御する「コンポーネント」について、その正体とはいったい何なのか。代表的なもの例に確認していきましょう。
では、今回はこの辺で。
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